第一三共ヘルスケアの解熱鎮痛薬ブランド「ロキソニン」は、4月7日(金)、都内にて『みんなの生理痛プロジェクト』説明会及び『ロキソニンSプレミアムファイン』新CM発表会を開催しました。
イベントではNON STYLE 石田明さん、フリーアナウンサーの吉田明世さんが司会進行を行い、産婦人科医の高尾美穂先生をゲストに、生理のメカニズムについてのお話や、生理・生理痛に理解のある社会の実現に必要なことを考えるトークセッションが行われました。さらにイベント後半の新CM発表会では、ロキソニン内服薬ブランドキャラクターの俳優・石原さとみさんがゲストとして登壇。『ロキソニンSプレミアムファイン』の新CMの撮影エピソードや、生理・生理痛に理解のある社会について語りました。
同社では2023年3月8日(水)の「国際女性デー」に、ブランド初となる生理痛のメカニズムに着目した鎮痛薬『ロキソニンSプレミアムファイン』を発売しました。発売に伴い、生理痛に悩む女性はもとより社会全体が“生理痛の理解をより深めること”を目的に『みんなの生理痛プロジェクト』が始動しています。
冒頭、第一三共ヘルスケア株式会社 代表取締役社長 吉田勝彦さんは「晩婚化、妊娠出産回数や授乳機会の減少を背景に、女性が生涯で経験する生理の回数は増加し、生理痛やPMSといった不調の経験期間が長くなる傾向があります。女性の社会進出が進み、これまであまり認識されてこなかった生理・生理痛が女性特有の健康課題として注目されはじめています」と開発に至る背景を述べ、「ロキソニン内服薬シリーズは解熱鎮痛薬のリーディングブランドとしての自覚を新たに、痛みに悩む一人でも多くの生活者の皆様のQOLの向上に貢献してまいります」と挨拶しました。
続いて第一三共ヘルスケア株式会社 ロキソニン内服薬 ブランドマネジャーの土合桃子さんにより『ロキソニンSプレミアムファイン』及び『みんなの生理痛プロジェクト』についての説明が行われました。ロキソニン内服薬シリーズは、病院で処方される医療用ロキソニンから始まった解熱鎮痛薬ブランド。2011年に、スイッチOTC医薬品として市販化されて以降さまざまな要望に合わせたラインナップを展開しています。今回発売された『ロキソニンSプレミアムファイン』は女性の症状経験率が7割を超えるとも言われる生理痛に着目した製品となっています。
■「ロキソニンSプレミアムファイン」の特徴
①生理痛のメカニズムに着目した独自処方でつらい痛みに速く、よく効く。
→痛みの原因(プロスタグランジンの過剰産生、子宮の過剰収縮)と悪化要因(血行不良・冷え)を考えた処方設計
②胃を守る成分配合で、胃にやさしい
→胃を守る成分「メタケイ酸アルミン酸マグネシウム」配合で、気になる胃への負担を軽減
③眠くなる成分やカフェインを含まない
→仕事中や勉強中、就寝前にも服用できる
生理痛への効き目だけでなく、胃へのやさしさ、服用のしやすさをトータルで考えた、より付加価値の高い製品となっています。
■『みんなの生理痛プロジェクト』
『ロキソニンSプレミアムファイン』の発売に先立ち、生理・生理痛に関する実態調査※を実施したところ、生理痛がある女性の9割以上が何かしらの我慢をしているということが明らかに。その理由には、“これまで我慢をしてきたから”“我慢をするのが当たり前だと思うから”という声が寄せられたそうです。また、今回の調査対象者全員に生理・生理痛に対する気持ちを聞いたところ9割以上が“生理・生理痛に悩んでいる人がいるという事実が理解されてほしい”と回答しました。
※『みんなの生理痛プロジェクト』2023年第1弾調査より
・調査対象:20代~40代の生理がある女性1,200人(年代別均等回収)
・調査期間:2023年1月13(金)~1月15日(日)
そのような背景から、生理痛と正しく向き合える社会を目指した『みんなの生理痛プロジェクト』が開始。生理痛に悩む人にはしっかりと自分自身の痛みを知り、鎮痛薬の使用や婦人科の受診など適切な対処を行ってもらうための情報提供や、当事者が正しい対処を行えるように生理痛の正しい理解が周囲に広がり、思いやりを持って接することのできる社会を目指しています。ブランドメッセージは「生理痛を甘く見ないでほしい」。石原さとみさんを起用したブランドメッセージ広告をはじめとして複数のコンテンツが展開されています。
・プロジェクトサイトURL:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_loxonin-s/special/project/
プロジェクトサイトコンテンツでは、「知っておきたい!鎮痛薬のウソ・ホント」や、4月7日より「みんなの生理痛相談室」「MY生理カルテ」が公開されています。「みんなの生理痛相談室」は生理や生理痛のメカニズムについて知るコンテンツ。「MY生理カルテ」は自身の生理についてセルフチェックすることができ、結果シートを作成することができます。画像として保存もできるので婦人科を受診するときにも活用できます。
次に、産婦人科医の高尾美穂先生が登壇し、司会の石田さんと吉田さんと共に生理・生理痛についてトークセッションが行われました。
高尾先生は生理・生理痛のメカニズムについて女性ホルモンのエストロゲンの影響や、生理中、子宮内膜が剥がれる際に子宮を収縮させるプロスタグランジンの生成により生理痛が起こることなどを説明しました。また、月経により日常生活に支障をきたすと本人が感じている症状は“月経困難症”と診断されるとし、「重い生理痛の裏に隠れている病気があるかもしれないし、ご自身の生活そのものをより良く、したいことをしていくためにも対策を前向きに取り入れてほしい」と述べ、気楽に婦人科へ相談することを促しました。
司会の吉田さんは10代の頃から生理痛に悩まされていたことを明かし、自分だけで抱え込んで周りに相談する雰囲気もそもそもなかったと振り返りました。それに対し高尾先生は「まずは自分自身が困っていることを認識し、変えられることだということを知っていただきたいです。悩んでいる原因に目を向け、相談する相手を探してみてほしい」とコメント。吉田さんは「学生時代は生理痛で婦人科へ受診するという考えがありませんでした。あんなに痛かったなら早めに婦人科に行きなよ、と当時の自分に言ってあげたい」と話しました。
また、3姉妹のパパとしても知られる石田さんは、パートナーと生理について共有するかを聞かれ、奥様とは結婚当初は生理について話せなかったが現在は話せるし調子などでも分かると言い、「男性でも知っていくことが大事」とコメント。吉田さんは「男性に理解を求めるだけでなく、女性も(体調が悪いことなど状況を)伝えていくことが大切」だと話しました。高尾先生は、「女性が男性に求めるのは細かく生理について知ってほしいわけではなく、ざっくりと“体調が悪い時期がある生き物なんだ”という理解だと思うんです。機嫌が悪いと思っていた人が実は体調が悪いのかもしれない、その想像力が温かい社会へと繋がっていくと思います」と話しました。
最後に高尾先生は「生理痛のみならず、困っていることは前向きに対策していこう。自分の人生を諦めない。自分の調子が良い状態をゲットすることを諦めない」と力強いメッセージを述べトークセッションを締めました。
■『ロキソニンS プレミアムファイン』新CM発表会
『ロキソニンS プレミアムファイン』の発売に伴い、イメージキャラクターの俳優・石原さとみさんが出演する新CM『幕開け』篇(15秒)を4月8日(土)より、『オノマトペ』篇(15秒)を4月16日(日)より全国で放映が開始します。
今回の新CMは、もっと自分に合った生理痛の対処法を選ぶことが当たり前になってほしいという願いが込められています。『幕開け』篇は、石原さんが個性あふれる女性たちの先頭に立って力強く歩みを進める演出から、生理痛対処の選択肢として『ロキソニンSプレミアムファイン』が誕生したことを訴求。『オノマトペ』篇では、人それぞれ違う生理痛を「ズーン」「ズキズキ」「ギューン」といったオノマトペで表現しながら、自分に合った鎮痛薬を選んでほしいとのメッセージが込められています。生理痛メカニズムに着目した独自性を力強い目線で語りかける石原さんに注目です。
『幕開け』篇:
『オノマトペ』篇:
同イベントの新CM発表会では、ゲストに石原さとみさんが登壇。石原さんはピンクと白の華やかなワンピース姿でにこやかに登場しました。石原さんは新製品について「つらい生理痛のメカニズムに着目した製品が出るということに驚きましたし、本当に心強いなと一女性として思いました。その製品をお勧めできる立場に立てることをとても光栄に思います」とコメントしました。また新CMの撮影エピソードの『幕開け』篇については、「共演者の皆さんの個性豊かで明るく、前向きなパワーを感じながら、皆さんの力強さにちゃんと寄り添ってくれる優しさのある製品ですよ、ということが伝わったらいいなと思い撮影しました」と語りました。『オノマトペ』篇は「眼鏡をたくさん選んだこと」と印象的なメガネについてもコメントすると共に「製品の今までとの違いを伝えられるように、セリフを丁寧に大切に伝えさせていただきました」と話しました。また、撮影時の苦労もあったようで、製品を手に持つシーンは、「ちょっと2ミリ上」「手が震えています」という細かな指示があり大変だったと明かし、「手も私ですよ」と可愛くアピールすると、「手タレ使わずにね」と石田さんが応え、会場は温かな笑い声に包まれました。
また、『みんなの生理痛プロジェクト』で実施した調査において、若い世代ほど生理痛の時に我慢しているという結果に対して、石原さんは驚きの表情を見せ「確かに自分も我慢していたなと思うけれど、痛みは見えないので人と比較するのではなく、昨日の自分の体調と比べて、痛みの原因って何なんだろうと自分の体を知っていく作業を若いうちからやっていくべき」とコメントしました。また、自身の体調不良との付き合い方を聞かれた石原さんは「仕事なので、私はすぐに病院に行きます。不調を感じたら病院や、整体、針を打ってもらうなどすぐに人の手を借ります」と話しつつも、「今は子育て中なので自分のことは後回しになっている」とママとしてのプライベートな一面を語り、そんな中でも日常の取り組みとして、白湯を飲んだり、加湿器を常に焚く、保湿マスク、半身浴や手足浴を行うなどセルフケアをしていると明かしました。「倒れたら一家が倒れてしまうので。守るべきものができるとすごく大変ですね。本当に」と責任感ある石原さんの素顔を覗かせました。
最後に石原さんは「痛いってことは普通じゃないし我慢することは当たり前じゃない。月の半分がそういう状態だと年間を通したらとてつもない時間のつらさだと思うんです。それを何割もの女性が抱えている、これは社会全体として取り組んでいかなければいけない問題だと思います。つらそうな人がいたら優しい声かけや行動が促される社会になっていったらいいなと思っています」とコメントしました。
筆者は今回のイベントに参加して、生理・生理痛について前向きに捉えることができました。知識を持つことはもちろん、自分だけで考えるのではなく、誰かと生理について話す、話を聞くことがポイントだと感じました。鎮痛剤の使用や婦人科に相談するなど、自分自身の体調について困っていることがあったら自ら行動を起こす大切さも学びました。『みんなの生理痛プロジェクト』のサイトは生理痛に悩む人だけでなく、より多くの人が理解しやすいツールとなっているのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
・『ロキソニンSプレミアムファイン』ブランドサイトURL:
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_loxonin-s/naifuku/loxonin-s-premium-fine.html
・『みんなの生理痛プロジェクト』サイトURL:
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_loxonin-s/special/project/