ここ最近、誰かに褒められたという人はどのくらいいるだろうか。リモートワークが定着した昨今、人を褒めたり、褒められたりする機会が減ってきているという調査結果が出た。そのような中、顧客接点での体験設計ソリューションによる企業のマーケティング課題の解決支援を手掛ける株式会社フロンティアインターナショナルは、体験価値によるウェルビーイング向上を目的としたCSR活動の一環として、人を褒めたり、褒められる機会に乏しさを感じている日本人に向けて、褒められ体験を提供するBOX型装置「ベタ褒めシャワールーム」を独自開発。脳科学者の篠原 菊紀氏に企画の協力を仰ぎ、体験者の職業と性格等の診断に応じてAIが自動的に抽出した褒め言葉を音と映像でシャワーを浴びるように体感してもらうシステムとなっている。
ベタ褒めシャワールーム
日本全国から集めたワードをもとに、脳科学的なアプローチで調整した褒め言葉を浴びせるBOX型装置。外装にも褒め言葉をデザインし、入る前の期待感を高めるビジュアル設計となっている。内部に備え付けられたタブレットで「年齢」「性別」「職業」を入力。さらに「新しいものや刺激を好む傾向」「リスク回避に快感を感じやすい傾向」「辛抱強く何かを成し遂げることに快を感じる傾向」「人に認められることに喜びを感じる傾向」を調べ、その結果に応じて、セミパーソナライズされ、職業や性格に合わせた褒め言葉を約1分間、BOX内部の3面モニタに表示される体験を提供する。
※職業は現状8カテゴリを実装
フロンティアインターナショナルでは、昨今インターネット上で多くの物議を醸している誹謗中傷問題に加えて、新型コロナウイルスによるコミュニケーションのオンライン化により、ポジティブな言葉が届きにくい時代になっているのでは、との考察から、働く人を対象に意識調査を実施。全国の10代から60代以上の働く男女2,718名から回答を得て集計したところ、「褒められることが仕事のモチベーションや生産性向上につながると感じますか?」という問いでは、約76%もの方々が、「よく感じる」、「どちらかといえば感じる」と回答。「普段、職場で上司や同僚に十分に褒められていると感じますか?」という問いでは、約66%の方々が、「感じない」、「どちらかと言えば感じない」と回答しており、褒めたり、褒められることが、重要なコミュニケーションであることを認めている一方で、実態としては、満たされていない実態が明らかになった。
篠原教授によると、“最近は特に、リモートワークが増えたことで人に褒めてもらう機会が減ってしまっているのではないか。人は、褒められることでドーパミンの分泌が増し、これが海馬に働いて記憶の効率を高めます。運動野に働くことでスキルの向上も期待できます。また、人は褒められると逆に他の人を褒めたくなる傾向があるので、褒めることはポジティブな連鎖を生みます。”と褒める、褒められることの重要性を強調。さらに、褒める、褒められることに慣れていない人がいることも認めつつ、“褒めるのが苦手な人は、いきなり褒めるのではなく、ミラーリングといって相手に動作を合わせることでお互いの脳が同期しやすい、言葉が入りやすい状態になるので、褒める前に相手に動作を合わせるといい」、「オノマトペと言われる擬声語とか擬態語を入れることによって脳の運動系統の部位が活性化することがわかっています」”といった、褒め方のワンポイントについても話した。
“「ベタ褒めシャワールーム」の開発にあたっては、膨大な褒めワード、褒めコメントの洗い出しを経て、体験者の職業や性格に合わせた最適化を実現するためのプログラミングを施しています。新しいものや刺激を好む傾向」「リスク回避に快感を感じやすい傾向」「辛抱強く何かを成し遂げることに快を感じる傾向」「人に認められることに喜びを感じる傾向」を調べ、体験者それぞれの気質・性格に合わせた、その人のためだけの褒めワード、褒めコメントを、シャワーを浴びるように体感できるシステムを生み出しました。”と開発について話した。
今ならBOX型装置同様の褒め言葉をWEBでも体験できるので、ぜひこの機会に“褒められ体験”をお試しあれ。
ベタ褒めシャワールーム
URL : https://lp.frontier-i.co.jp/betabomeshower/