株式会社エクシングは2022年12月14日(水)、「JOYSOUND カラオケランキング授賞式 2022」をJ-SQUARE(東京都港区・品川)にて開催しました。
通信カラオケ誕生から今年で30年。3年ぶりの開催となる本授賞式はJOYSOUND誕生30周年を記念して10月に発表された「JOYSOUND 30周年ランキング」で1位に輝いた『残酷な天使のテーゼ』を歌う高橋洋子さんをスペシャルゲストに迎え、内容も豪華に行われました。さらに、2022年の年間ランキング楽曲部門1位の優里さん、アーティスト部門1位のAdoさんからは、ビデオメッセージによる受賞コメントが放映されました。
プレゼンターにはゆるキャラ好きアイドルとして活動する寺嶋由芙さんがJOYSOUND公式キャラクター“ジョイオンプー”と登壇し、各種カラオケランキングを紹介。今月発表されたばかりのカラオケ年間ランキングに加え、10代~50代の年代別年間ランキング、1990年代から2020年代のそれぞれの時代を映し出したカラオケランキング、さらに、昨年から人気が急上昇した曲をピックアップする「JOYSOUND 2022リバイバルカラオケランキング」が初公開されました。授賞式のラストには、30年間で最も歌われた曲『残酷な天使のテーゼ』を高橋洋子さん本人による生パフォーマンスが行われ、30周年に相応しい盛大な授賞式となりました。
はじめに、株式会社エクシング 代表取締役社長 水谷靖氏が登壇し、「1992年に会社を設立し、同時にJOYSOUNDをリリースしてから30周年を迎えました。最近はコロナ渦でカラオケ業界は大変な苦境に立たされておりますが、30年間変わらないと感じているのはどんな時でも人々の歌いたい、という気持ちです。嬉しい時、落ち込んだ時、音楽は常に人々に寄り添ってくれます。」と語り、「JOYSOUNDは今後も人々の心のボリュームの上げ下げに寄り添うエンターテイメントを提供し続けて参りたいと思います。」と、挨拶を述べました。
~JOYSOUND 30周年ランキング~
続いてJOYSOUND 30周年ランキングの表彰式となり、楽曲ランキングにおいてこの30年間でもっとも多くの方に歌われた曲として『残酷な天使のテーゼ』が堂々の第1位に。水谷社長より歌手の高橋洋子さんに賞状と盾が手渡されました。『残酷な天使のテーゼ』はテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌で、放送開始から27年経った今もなお歌い継がれるヒットソングであり、カラオケの定番曲!アニメを観たことのない人でも歌えるほどの知名度ですよね。1995年にリリースされた曲ながら、劇場版の公開やパチンコでも話題になり、圧倒的支持を獲得しています。
受賞の盾を手にした高橋さんは「1995年、この楽曲を歌わせていただいてから27年という歳月が経ちました。たくさんの皆様に愛していただけたのは『新世紀エヴァンゲリオン』という作品、そしてこの楽曲が素晴らしかったということに尽きると思います。そして、カラオケで最も盛り上がる曲だといろんな方からお声がけをいただきました。私は歌を担当している者なので、なかなか実際にカラオケを歌っている方のお話を伺う機会があまりないのですが、今回の賞を頂くにあたって改めていろいろなお話を伺いまして、27年間こんなふうにたくさん愛された曲を歌わせていただいていることは“天からのギフト”だなと思っております。改めて感謝申し上げます。」と喜びの気持ちを語りました。
また、30周年ランキングのアーティストランキングは、通信カラオケJOYSOUNDが誕生した1992年にメジャーデビューし、『HANABI』を筆頭に数々のヒットソングを世に送り出しているMr. Childrenさんが首位となりました。
▽通信カラオケ JOYSOUND 誕生 30 周年 特設ページ:https://www.joysound.com/web/s/30th
※ランキングのほか、バーチャートレース動画、通信カラオケの機能や楽しみ方の今昔も公開中
~2022年 年間ランキング~
次に、2022年の年間ランキングが発表され、楽曲ランキング総合1位に選ばれた『ドライフラワー』を歌う優里さん、アーティストランキング1位のAdoさんより受賞コメントがビデオ放映されました。
楽曲ランキング総合第1位は、2年連続で優里さんの『ドライフラワー』が選ばれました。優里さんはビデオメッセージにて「皆さんが沢山僕の曲を歌ってくれたおかげです。本当にありがとうございます。30年後も自分らしく大好きな歌を歌っていきたいと思っています。これからも優里の楽曲をカラオケで歌っていただけるととても嬉しいです。」とコメントしました。『ドライフラワー』は男女の別れを女性目線で歌われる楽曲ということで、高橋さんは「いろいろな表現方法があるので、私もぜひチャレンジしてみたいと思います。」と語りました。
続けて、アーティスト部門では『うっせえわ』をはじめ、映画『ONE PIECE FILM RED』の関連曲など、ヒット連発のAdoさんが初の首位を獲得しました。Adoさんは、「今回会場に直接伺うことはできませんでしたが、こうして賞を頂けるとのことで本当に心から嬉しく思います。本当に皆様ありがとうございます。」と受賞の喜びをコメント。さらにカラオケにまつわるエピソードとして「カラオケで歌う曲としては、私はボカロ曲をよく歌うんですけど、みきとPさんの『バレリーコ』やポリスピカデリーさんの曲はよく歌いますね。特にポリスピカデリーさんの曲は歌っていて気持ちいいので 『Nerve Impulse』や『ルーマー』は歌いますね。あとは、絶対に欠かせないのはラブライブの楽曲!μ’sの楽曲を私は死ぬほど歌います!有難いことに映像がアニメバージョンになっていることがあるので、それを観ながら好きな歌も歌えるというなんたる贅沢な!ということが多くて、大好きな海未ちゃんを観てギャーギャー騒ぎながら歌うのがルーティーンで、よく友達に笑われます。」と貴重なプライベートについても語りました。
自身の歌をカラオケで歌いますか?という質問には「この前カラオケに友人たちと行ったんですけど、友人たちに最後『新時代』と『ウタカタララバイ』を歌わされてすごく恥ずかしかったですし、ウタカタララバイはやっぱり難しいというのを再確認して気合い入れて練習しないとな、と気付かされました。」と答え、「引き続き私は楽しくカラオケ生活を楽しんでいるので皆さんも楽しんでください。今後もAdoとしてより一層活動にも力を入れていきたいと思いますし、私自身ももっといろんな楽曲に挑戦するので、またAdoのこの曲を挑戦してみたいとかカラオケを盛り上げる要素の一因になれたら嬉しいなと思っています。これからもAdoの楽曲をカラオケで沢山歌っていただけると嬉しいです。」とコメントしました。
▽2022 年 JOYSOUND カラオケ年間ランキング 特集ページ:https://www.joysound.com/web/s/karaoke/contents/annual_ranking/2022
※ランキングのほか、優里さん、Adoさんからのコメント動画も公開中
~2022年 年代別ランキング発表~
ここで、プレゼンターとしてゆるキャラ好きアイドルの寺嶋由芙さんがJOYSOUND公式キャラクター“ジョイオンプー”と登場。会場は一気に和やかな雰囲気に♪各種ランキングを、ランキングパネルを見ながら紹介していきました。
2022年の年代別ランキングにおいて、10代・20代ではピノキオピーさんの『神っぽいな』が首位を独占。TVアニメ『鬼滅の刃』遊郭編のOP曲Aimerさんの『残響散歌』が30代~50代という幅広い世代の首位を獲得しました。2022年楽曲ランキング1位の『ドライフラワー』は全世代においてランクインとなりました。そして、『残酷な天使のテーゼ』がほぼ全世代においてランクインしており、高橋さんは「こうしてパネルで見ると改めて沢山の方が歌ってくださっているんだなと思って胸がいっぱいになりました。」とコメントしました。このランキングによって、世代や時代を超えた人気曲が見えてきました。
▽特設ページ:2022 年 年代別カラオケ年間ランキングhttps://www.joysound.com/web/s/karaoke/feature/annual_age_2022
~JOYSOUND 30周年ランキング発表(1990年代~2020年代) ~
次に、JOYSOUND 30周年特別企画として1990年代~2020年代それぞれの時代に歌われた楽曲ランキングとアーティストランキングのTOP5が発表されました。
1位となった楽曲は、1990年代では安室奈美恵さんの『CAN YOU CELEBRATE?』、2000年代はEvery Little Thingさんの『fragile』、2010年代は高橋洋子さんの『残酷な天使のテーゼ』、2020年代は優里さんの『ドライフラワー』でした。
高橋さんは『残酷な天使のテーゼ』が2010年代で1位になったことに感激しつつ、気になる楽曲を質問されると、「全部気になる曲でどれも知っている曲ばかりですが、歌えるかと聞かれたらサビを知っているくらいで全部歌ったことはないのでチャレンジしたいです。」と答えました。 アーティストランキングでは、1990年代はGLAYさん、2000年代は浜崎あゆみさん、2010年代はAKB48さん、2020年代はofficial髭男dismさんが首位となりました。これに対し寺嶋さんは、「自分もアイドルとして活動しているので、AKB48さんはよく歌いますし、振り付けも真似しやすい曲が多いので、振りも入れながら歌ったりしております。」と自身のカラオケエピソードを語りました。
~JOYSOUND 2022リバイバルカラオケランキング~
続いては、2012年以前にリリースされた楽曲から、2021年と比較し今年ランキングが急上昇した楽曲が発表されました。
1位の『ビンクスの酒』は2009年の曲ですが、AdoさんがカバーしYouTubeでも話題の楽曲に。高橋さんは「昔のいいものをまた歌い直すという、良い意味で共存している時代となったんだなというのがこのランキングから見て取れるのではないかなと思います。」とコメントしました。
授賞式のラストは、この30年間で最も歌われた楽曲に輝いた『残酷な天使のテーゼ』を高橋さん本人により歌唱披露されました!圧巻の歌声に会場の熱量は一気に高まり、コンサートのような盛り上がりとなりました。パフォーマンス終了後、高橋さんは「一昨日までスペインでこの楽曲を歌いにイベントに参加して参りましたが、世界中の皆さんが日本語で一緒にこの曲を歌ってくださるんです。それは本当に感動する瞬間です。このように世界中の皆さんが歌ってくださる、そんな楽曲を歌わせていただいていることも非常に嬉しいですし、また“アニソンは国境を越える最強のパスポート”だなと再確認しています。いろんな出会いをこの楽曲が繋げてくれたらいいな、と思います。皆様本当にありがとうございます。」と楽曲に対する熱い思いを語りました。
その後の質疑応答では、『残酷な天使のテーゼ』を歌う時のコツを教えてくれた高橋さん。「冒頭のサビ始まりはゆっくりと“ざ”を発音して、その後は勢いに乗せて歌うといいんじゃないかなと思います。インテンポになってからは浮き石を渡るように歌いきってしまうようにパワフルな大きな声で。皆さんと盛り上がりながら歌うと歌もより上手く聞こえると思います。」と教えてくれました。
高橋さんの歌声に感動し、アドバイスを基に今すぐカラオケで『残酷な天使のテーゼ』を歌いたくなった筆者でした。皆さんも今回のランキングを参考にカラオケの選曲をされてみてはいかがでしょうか!