国産木材に特化した展示商談会 WOOD COLLECTION 2023『JAPAN ReWOOD』が、本日8月18日から東京ビッグサイトで開幕しました。国産木材の価値再発見と普及に向けて、全国の地域材の紹介と企業マッチングを目的とした『JAPAN ReWOOD』は、同時により多くの一般来場者に木の魅力を体験してもらうイベントでもあります。
「木に触れる」「木の香りを楽しむ」など、五感で日本の木の魅力が体験できる展示やワークショップ、特別ゲストによるトークショーなど、子どもから大人まで、親子で楽しめる魅力的なコンテンツが満載です。
開催初日。和楽器奏者によるオープニングパフォーマンスで展示会の開会セレモニーはスタート。
小池百合子東京都知事からのビデオメッセージも寄せられました。
＜小池百合都知事からのメッセージ＞
東京都知事の小池百合子です。
今日は、日本各地と東京都が連携した木材製品の展示商談会 WOOD COLLECTION 2023『JAPAN ReWOOD』へのご来場、誠にありがとうございます。
今回、全国26の都道県の企業、団体の皆様が各地の誇る木材製品を出展しています。
新たな試みとして、木の魅力を五感で味わう体験型展示など、一般来場者の皆様に向けた企画を多数ご用意いたしました。
ご家族連れの皆様、ぜひ木のある暮らしを楽しんでください。
日本各地で自然災害が多発する中、社会発展の土台である治山治水のために全国の林業を活性化させることが急務となっています。
国内外の木材需要が拡大傾向にあり、国内の森林資源が充実している今こそ、全国が連携し、国産木材の利活用に向けたムーブメントを起こすチャンスです。
木材の大消費地である東京から国産木材の需要をより一層喚起して、地域経済の活性化にもつなげていきたいと思います。力を合わせ、木の国・日本、木の都市・東京を実現してまいりましょう。
ジャパンリウッドが各地域とお客様を結び、木材の新たな価値を作り出していくことを期待しております。
来賓代表として祝辞を述べる林野庁長官 青山豊久さん。
＜青山豊久林野庁長官の挨拶＞
我が国の森林林業は、人工林の多くが本格的な利用期を迎えております。
地域を支える林業、木材産業を持続的に成長、発展させていくとともに、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献していくためには、切って、使って、植えて、育てる、そういった森林資源の循環利用のサイクルを確立することが重要であります。
このため林野庁では、森林林業基本計画に基づいて、森林整備や国産材の安定供給を確保するための施策に取り組んでおります。
また需要の拡大に向けては、町の木造化推進法を踏まえ、建築物等における木材利用の拡大に取り組むほか、生活の中で木を使っていただく木使い運動の展開を図るため、ウッドチェンジを合言葉に、木の良さや木材利用の意義について、国民の皆様の理解促進を図るための取り組みを行っているところでございます。
この点においても、今回の『JAPAN ReWOOD』は、多くの一般消費者の来場が期待されておりますので、木材利用の素晴らしさをアピールする良い機会になると考えております。
『JAPAN ReWOOD』を通じて、全国各地で、また暮らしの中で、木材利用がより一層進むことを願っております。
『JAPAN ReWOOD』の開催を記念して、日本の伝統的な建築技法で木と木をつなぎ合わせる部品〈千切り（ちぎり）〉を作成されました。これは東京都と日本各地が連携し、国産木材の未来へとつなぐ、出店事業者と来場者をつなぐという意味が込められています。千切りには全国各地域の国産材が使用されていているそうです。セレモニーでは東日本の木材で作られた枠に、壇上の来賓者が中国、四国、九州の木でできた千切りをはめることで完成させました。
木を使った楽器など、さまざまな出店者が商品や作品を展示しています。
寄木のアクセサリーづくりコーナーは、女の子に人気がありました。
東京ビッグサイトで開かれている WOOD COLLECTION 2023『JAPAN ReWOOD』は8月20日まで。お子さんに木の感触を体験させてあげられる大チャンスかもしれませんね。
