アパレル事業・飲食事業・レンタルスペース事業などを手掛ける株式会社リンワン(本社:東京都 港区、代表取締役:崔萌芽)は、10 月 20 日(木)より、星付きレストランで実績を積んだシェフ監修 のカフェを併設したイベントスペース「Rand(ランド)」をオープンすると発表した。
株式会社リンワンは、これまでも青山エリアでイベントスペースを運用していましたが、既存スペースの 一部をリニューアルし、表参道エリアに新施設を構えて、新たなコンセプトを掲げた「Rand」を 立ち上げました。
本日は「Rand」オープニング発表会へ行ってきました。
まずは株式会社リンワンの代表取締役、崔萌芽氏からオープンに至った経緯などの発表がありました。
今回新たにオープンする表参道エリアは、トレンド・カルチャーの最先端。
中国出身である同社長は、日本人だけでなく中国人にとっても、表参道は憧れの土地であり、このエリアを選んだと語り、一方でコロナ過で表参道エリアも老舗店舗が相次いで撤退。慢性的に空き家問題が起きている実情も語りました。
新しいムーヴメントとして、ニュークリエイターやインフルエンサーによるフランクで短期的な出店、ブランド同士が繋がるコラボレーション出店が増加しており、外国人にとって憧れの場所で外国人インフルエンサーの集合場所としての可能性を強く感じているとの事。
企業傘下老舗ブランドからニュークリエイター/オーナーブランド/外国人インフルエンサーへ。売り上げ重視からコミュニケーション重視へ。単独/分譲賃貸からコラボ/シェアへ。長期から短期利用へと、表参道エリアの機能価値が転換されていくと語り、これらを実現するために、「Rand」を活用していただきたい。
この「Rand」にはRには凛とした+andには広がっていく、チャレンジしていくなどの意味を込めたとの事。 コンセプトを「Blank CanVas」にし、誰もが自由に未来に描くチャンスを与えたい語っていました。
実際の「Rand」はシンプルであるが、清潔感が漂い、家具や調度品は木をふんだんに使い、表参道らしい上質なスペースであり、流れている空気感も心地よかったです。
さらに魅力的だったのが、今までのイベントスペースと異なる、カフェ・レストランの併設。星付きレストランで実績を積んだシェフ中村聡司氏と素材本来の旨みを生かすことを得意とするパティシエのYing Xue氏が監修したスイーツが堪能できます。
左からYing Xue氏、崔萌芽氏、中村聡司氏
ブリオッシュバーガーとフィナンシェなどの焼き菓子を試食させて頂いたが、どちらもとても美味しく。カフェ・レストランだけでも利用したいと感じました。
また、日本在住の中国人インフルエンサー、林萍在日本(リンピンザイリーブン)氏による越境ビジネスサポートも受けられ、中国や諸外国向けにビジネス展開を考える方には最適なビジネスパートナーになる。 既にイベントスペース利用が複数決まっており、今後も様々な出店が予定されているとの事。
引続き行われたのはトークセッション、参加されたのは株式会社リンワンの代表取締役、崔萌芽を含めた4名。
■太田伸之氏〈元クールジャパン機構代表取締役社長〉
1977年から1985年までニューヨークでファッションジャーナリストとして活躍。
■林萍在日本(リンピンザイリーブン)氏
中国人カリスマインフルエンサー。
W E I B Oフォロワー560万人。
中国向けライブ配信では3億再生達成。
■中村卓司氏〈株式会社TAAT design 一級建築士〉
株式会社阪急阪神百貨店、株式会社ルミネ商業店舗設計施工に携わる。
印象に残ったのは、表参道はメインストリートよりも裏通りに、さらに裏通りにと、裏の裏と魅力的なお店が多い。ぶらぶら散歩するのだけでも、新しい発見があり、ハイブランドもコラボレーションがトレンドとなっている昨今、この表参道の裏通りに位置し、コラボをテーマに掲げる「Rand」の試みは非常に興味深いと語っていました。
コロナが少しずつ緩和されてきた中、イベントスペース「Rand」を利用し、日本人観光客はもちろん、外国人観光客のリアル店舗来店者、さらには、中国を中心とした外国人向けのオンライン販売などのテストマーケティングの場として活用できるスペースの今後に期待したいです。
■店舗概要
表参道「Rand」
住所:東京都渋谷区神宮前 4-24-3
併設:Cattleya Cafe
URL:https://rand-space.com/pages/jingumae
■運営会社
株式会社 RINONE(リンワン)
代表取締役 崔萌芽
住所:東京都港区南青山 5 丁目 4 番 27 号 バルビゾン 104 番館 304 号室
URL:https://rinone.co.jp/