日産セレナ×BEAMS JAPAN 『てしごトリップ』、日本の伝統工芸で子どもの“弟子入り体験”を提供

この数年はなかなか旅行やおでかけができませんでしたが、ようやく行きたいところへ行けるようになってきました。今こそ、子どもには家ではできない、旅行での特別な経験や新たな興味を広げるきっかけづくりをしてあげたいですよね。コロナ渦を経て、家族のおでかけを通じて子どもたちの感性を育む“旅育”のニーズが再び高まっています。
日産自動車株式会社は家族でのドライブで“旅育”を推進すべく、日産「セレナ」と「BEAMS JAPAN(ビームスジャパン)」初の共同プロジェクト『てしごトリップ』を始動しました。
『てしごトリップ』とは、家族のおでかけの中で日本各地の伝統工芸の工房に“弟子入り体験”ができるというもの。5月22日(月)より参加者応募の受付を開始しました。同日には『てしごトリップ』プロジェクト発表会が都内にて行われ、タレントの藤本美貴さんをスペシャルゲストに迎えたトークセッションが行われました。

はじめに、日産自動車株式会社 チーフマーケティングマネージャー 村田直哉さんが登壇し、日産「セレナ」の紹介と『てしごトリップ』のプロジェクト概要を説明しました。
日産「セレナ」は1991年に初代が登場して以来、家族との大切な時間を思い切り楽しむことができるミニバンとしてファミリー層を中心に支持されてきました。新型「セレナ」は2022年12月22日にガソリン車を発売し、今年4月20日新型「セレナe-POWER」を発売。新開発のe-POWER専用エンジンを組み合わせた第2世代「e-POWER」を搭載し、よりパワフルで気持ちのいい加速性能や、静粛性を実現。本イベントにも登場した最上位グレードの「セレナ e-POWER LUXION」には、ロングドライブをサポートする先進運転支援システム「プロパイロット2.0」や車酔いをしづらくするための機能が搭載されており、家族での長距離ドライブをより安心で楽しいものにしてくれます。そんな先進技術の詰まった新型「セレナ e-POWER」だからこそ“新たなおでかけ体験から、子どもたちの可能性を広げ、家族に最高の思い出を提供できないか”と考え、本プロジェクトが始動しました。日本各地の伝統工芸に着目し、日本の魅力を発信する事業「BEAMS JAPAN」とともに、日本各地の伝統工芸を選定し、家族のおでかけの中で、子どもたちが伝統工芸の工房に弟子入りすることができる『てしごトリップ』を発案。家族みんなでその土地を巡り、お出かけで得たインスピレーションをもとに、創造性を思い切り発揮できる体験を提供します。また、伝統工芸の多くが、高齢化や過疎化による後継者不足の課題を抱えていることから、未来の担い手である子どもたちが、伝統工芸に触れる機会の創出にもつなげていきます。
村田さんは「新たな出会いや、おでかけ先の文化や人との関わりを通じて、子どもたちの成長に繋がると考えています。この特別な体験を通して子どもたちが“新たな夢”と出会えるきっかけとなり、家族に最高の思い出を提供できれば幸いです」と述べました。

続いて、BEAMS JAPAN フェニカディレクター 菊地優里さんが登壇。BEAMS JAPANの「フェニカ」という洋服から家具、そして手仕事を感じられる工芸品まで幅広く取り扱うレーベルのディレクターをしている菊地さんは、普段から地方の産地に行くことが多く、これまでも若い人に日本の古き良きカルチャーを知ってもらいたいという想いから、昔ながらの伝統工芸品を今の生活に馴染む形で提案してきました。「今回の企画は私が思う更に若い人、子どもたちが主役になるとても面白い企画です。家族と過ごす大切な時間の中で、子どもたちが日本の文化やものづくりに実際に手を触れる貴重な体験を生かして、創造性を発揮していくきっかけになれたら大変嬉しいです」と本プロジェクトへの想いを語りました。

次に、『てしごトリップ』の工房提携先を代表して、京都の伝統工芸「京丸うちわ」の工房「小丸屋住井」10代目当主 住井啓子さんが登壇しました。住井さんは「日本の伝統工芸は、高齢化、後継者不足の問題に悩まされており、若い人たちにもっと伝統工芸を知ってもらいたいと思っていたところ、このプロジェクトの話をいただき大変嬉しく思います。実際伝統工芸に手を触れていただく機会が少ない中、今回のプロジェクトは、広い意味で、次の世代へと日本の文化を継承してゆく、大変意義のある取り組みです。おでかけの中で、感じたこと、出会ったものを土台に、日本の美しい伝統文化を体験していただければと思います。元気な子どもたちに出会えることを楽しみにしております」と本プロジェクトへ期待の意を述べました。

■『てしごトリップ』概要
下記特設サイトより、気になる伝統工芸を選び、体験内容及び応募規約を理解した上で、応募フォームより希望のエリア・日程でご応募いただけます。
・応募期間:2023年5月22日~7月3日10:00まで
・体験期間:体験場所によって異なります。詳細は下記特設サイトの応募規約よりご確認ください。
・特設サイトURL:https://www2.nissan.co.jp/SP/SERENA/TESHIGOTRIP

抽選で選ばれた計14組の家族は、伝統工芸の工房で世界にひとつだけの工芸品を作ることができます。そのうちの7組には、日産「セレナe-POWER LUXION」で地域をめぐる、スペシャルな1泊2日の試乗体験が用意されます。職人のもと弟子入りし、工芸品作りの体験後は、“未来の伝統工芸士”として「オリジナル認定証」が授与されます。また、子どもたちのつくった工芸品を一部BEAMS JAPAN店舗で展示される予定もあるとのことです。

■BEAMS JAPAN 選定 全国7カ所の『てしごトリップ』提携先伝統工芸
・東北エリア 「白河だるま」絵付け体験【工房名:白河だるま総本舗(福島県)】
・北陸エリア 「越中和紙」和紙づくり体験【工房名:桂樹舎 和紙文庫(富山県)】
・関東エリア 「益子焼」陶芸体験【工房名:陶芸体験教室よこやま(栃木県)】
・東海エリア 「瀬戸染付焼」絵付け体験【工房名:招き猫ミュージアム(愛知県)】
・近畿エリア 「京丸うちわ」うちわづくり体験【工房名:小丸屋住井(京都府)】
・四国エリア 「讃岐のり染」染め体験【工房名:大川原染色本舗(香川県)】
・九州エリア 「肥前びーどろ」吹きガラス体験【工房名:副島硝子工業株式会社(佐賀県)】

発表イベントの後半は、タレントの藤本美貴さんが登場し、「旅育×家族ドライブ」をテーマにしたトークセッションが行われました。2018年の「セレナe-POWER」の発表会、2022年11月の新型「セレナ」発表披露会にも登場した藤本さんは、現在「セレナ e-POWER LUXION」を愛用しているとのことで、新型「セレナ」の快適性を熱弁しました。藤本さんはセレナの推しポイントとして「プロパイロット2.0」「酔いにくい」「とにかく詰める」の3つを挙げ、実際お姉さん家族が遊びに来た際に自身だけで往復4時間の運転をしたそうですが、「プロパイロット2.0」のおかげで長距離運転も大変だったなという感覚がなく楽しめたといいます。また、乗り物酔いしやすかった長女も酔うことなく、3列シートを使い、広々とした空間で子どもたちも快適に過ごせ、ベビーカーなど荷物もたくさん詰めて、改めて使いやすさを実感したそうです。

日産の村田さんより“旅育”を推進する『てしごトリップ』について説明を受けた藤本さんは、「“旅育”って本当に最近よく聞きますけど、我が家も“旅育”でいうと、6年生の長男が社会の授業で竪穴式住居を習ったときに、旦那さんが子どもたちを連れて見に連れて行ったりしました。子どもが習っていることや、興味のあること、興味まではなくてもこんなことがあるんだよ、と親として教えてあげたいと思っているので『てしごトリップ』は嬉しい取り組みです。例えば、だるまは見たことあるけど、どんな人がどうやって作っているかは知らないので、実際に行って、肌で感じることもあるし、絵付けなど思い出も増えるのですごくいいなと思います」とコメントしました。
車でのおでかけで子どもの成長を感じた場面を聞かれると、「車の中での持ち歌が増えました」ということで、最近子どもたちがJ-POPを聴くようになったと明かしました。また「3歳の末っ子に上の二人がお菓子をあげたり面倒を見てくれるのにも成長を感じます」と答え、「ロングドライブだといろんな曲も聞けるし、車という空間で家族の会話が増えるのもいいですよね」と、車での家族のおでかけの楽しさを伝えました。
また、BEAMS JAPANの菊地さんは、“弟子入り体験”できる伝統工芸の工房先を選定するにあたり「①わくわく感を持って子どもたちが楽しめること、②都心部から離れることで変わっていく景色や自然を感じてもらえる地域、③工房先を拠点として美味しいお店など現地の人に聞きながら楽しめる場所」の3点をポイントにしたと説明。また、工芸としては重厚感に加え、可愛らしさと子どもが親しみを感じるものを基準に選んだそうです。

会場には各工房で作ることができる伝統工芸品のサンプルが並び、藤本さんは「さすがBEAMS JAPANさん!ということで、デザインがオシャレですね!子どもが体験しているのを想像できるので親としては連れて行きやすいし、オシャレなので出来上がったものを家に飾りたくなりますね。全部行ってみたいですが、息子ならだるま。長女なら焼き物を繊細に作りそうですし、3歳の末っ子なら招き猫…猫になるのかな?というのもまた楽しめそうですよね。3人で招き猫を作っても3つの違う絵柄になると思うのでそれも楽しそう」とコメントしました。
そして、『てしごトリップ』で弟子入り体験後には“未来の伝統工芸士”としてオリジナル認定証を受け取ることができるということで、「子どもたちの将来の夢」について聞かれた藤本さんは、「長男は職人気質で、ずっと手を動かして小さいものを作ったりするのがもともと好き。長女は最近『デザイナーになりたい』と言っています。でも、今決めた夢がずっと持っていなきゃいけない夢でもないので、私たち親としては子どもにいろんな経験をさせられたらいいなと思っています。セレナでいろんなところへおでかけしたいです」と答えました。

『てしごトリップ』に先立って、イベントでは藤本さんが京都の伝統工芸品、小丸屋住井「京丸うちわ」の“弟子入り体験”をすることに。突然のリクエストに「見本が素晴らしすぎて大丈夫かしらという感じですけど…私信じられないくらい絵が下手なんです」と戸惑いを見せながらも、さらさらと楽しそうにうちわのデザインを描いていく藤本さん。

描き終わり、「これがうちわになるならすごい嬉しい!」と自信満々に藤本さんが披露したのは…

「ミキティ―――!!!」
「これは庄司さんですね。叫んでおります。今は白黒の状態ですが、もうちょっと引きで描いて赤いパンツを差し色にして。実際にこれが京丸うちわになったら夏はこれで仰ぎたいですね!」とコメントし会場を沸かせました。また、「自分が描いたものが作品になるということで楽しいですし、子どもも本当に嬉しいと思う」と体験した感想を語りました。
最後に藤本さんは、「『てしごトリップ』は本当に素敵な体験ができるなと思いました。ぜひみなさんに、新型セレナに乗って伝統工芸の体験をして、家族の思い出をひとつでも増やしていただきたいなと思います」とコメントし、イベントを締めくくりました。
『てしごトリップ』では日本の伝統工芸に触れることで子どもの興味や価値観を広げ、またその土地での人との関わりなど、貴重な経験をすることができます。未来の伝統工芸士の認定証をもらった子どもたちは楽しい思い出とともに自信を深めることができそう。ぜひこのチャンスに伝統工芸の工房に“弟子入り体験”ができる特別な旅をしてみたいですね!

【日産セレナ】WEB MOVIE『てしごトリップ』篇フルver

『てしごトリップ』特設サイトURL:https://www2.nissan.co.jp/SP/SERENA/TESHIGOTRIP