没入型体験の未来がここに!XR・メタバース総合展初日レポートで注目技術を徹底紹介

「XR・メタバース総合展」は、VR、AR、MR、そしてメタバースといった最先端の没入型技術が集結する展示会です。今年も幕張メッセで開催され、多くの企業が最新のデバイスやソリューションを披露。エンターテインメントから医療、教育、産業分野まで、幅広い活用事例が紹介され、会場は初日から大勢の来場者で賑わっていました。
ナイスコレクション記者も初日に会場を訪れ、さまざまな展示を取材してきました。会場内には、大手企業のブースから新しい可能性を提示する企業の展示まで、多彩な出展が並んでおり、それぞれが最新技術の魅力を伝えていました。取材を通じて、さまざまな分野に応用できるXR技術や、これからの業務効率化に繋がるアイデアに触れることができ、改めてこの分野の進化を実感しました。
本記事では、初日に訪れたブースの中から、特に印象に残った技術やサービスをピックアップしてご紹介します。それでは早速、取材した内容をご覧ください!

360°の没入感!バーチャルフライトツアーで空の旅を体験(株式会社フォーラムエイト)

ます最初に目を引いたのは、VRソフトウェアメーカーのブース。この会社は、さまざまな業界で活用可能なVRソフトウェアの開発を手掛けています。今回の展示では、「VR360°シミュレーター バーチャルフライトツアー」が設置されていました。
このシミュレーターでは、360°全方向に広がるバーチャル空間で、まるで空を飛んでいるような感覚を体験することができます。VR技術が生み出すリアルな映像と動きに、来場者からは驚きの声が上がっていました。同社の担当者によれば、このフライトツアーは展示会の最終日まで体験可能だそうです。
VR技術のポテンシャルをダイレクトに感じさせるブースで、同社が提供するソフトウェアの可能性を垣間見ることができました。展示会のスタートにふさわしい、インパクトのある体験でした。

360°画像からVR教材を作成する技術(株式会社アルファシステムズ)

次に紹介するのは、360°カメラで撮影した画像を活用し、独自の教材が作れる技術です。VRゴーグルを装着することで、撮影した画像の中に入り込むような没入感を体験できます。さらに、取り込んだ画像にはアノテーションを設定し、ポイントごとに説明を表示することも可能。教育機関や医療機関などでの利用が期待されています。
実際に体験してみたところ、まるでその場にいるようなリアルな感覚を味わえました。例えば、教育機関での体験型学習では、歴史的な場所や自然環境の中に入ったような感覚で学べます。また、医療機関では、手術や医療処置のシミュレーションに活用できるとのこと。
自分で撮影した画像の世界に入れるというユニークな機能は、教材作成だけでなく、観光やイベント、研修など幅広い用途に応用できる可能性を感じました。この技術が、学びやトレーニングの在り方をどのように変えていくのか、今後が楽しみです。

メタバース技術で進化するトレーニングプラットフォーム(株式会社ワールドエリアネットワークス)

続いては、大手建機メーカーと共同開発した「メタトレプラットフォーム」。メタバース技術を活用し、複数人が同時にトレーニングを行えるという画期的なプラットフォームです。

展示の一例として、ショベルカーの操作を仮想空間で体験できるシミュレーターが紹介されていました。実際のショベルカーを操作する感覚を再現し、安全かつ効率的にトレーニングが行える点が特徴です。担当者によれば、ショベルカー以外にもさまざまな業種や用途に応じたシミュレーターの開発が可能で、教育や研修の効率化に貢献できるとのことでした。
メタバース技術がトレーニングの分野でどのように応用されているかを実感できるブースでした。未来の学習・研修の可能性を大きく広げる技術として、注目を集めていました。

ARで絵本が動き出す!インタラクティブブックの世界(ARpedia)

こちらは韓国で訪問型の学習サービスを展開する企業が出展していた、ARを活用したインタラクティブブックです。このサービスでは、専用のカメラをタブレットに接続することで、絵本の中のキャラクターや風景がタブレット上でARとして動き出すという仕組み。絵本の物語に命を吹き込むことで、子どもたちの創造性を刺激する新しい学習体験を提供しています。
ブースにいたスタッフは、本日の展示のために韓国から来日。熱心にデモンストレーションを行い、来場者にこの技術の魅力を伝えていました。子どもの学習だけでなく、教育現場や家庭での利用も期待される注目の技術でした。

ライセンシングジャパンで注目の女子野球チーム(はつかいちサンブレイズ

最後に紹介するのは、同時開催されていたライセンシングジャパンで見つけた「はつかいちサンブレイズ」のブース。このチームは、2024女子硬式野球西日本大会で優勝した実力派の女子野球チームです。ブースでは、実際の選手たちが笑顔でチームや活動内容を紹介し、元気な姿が印象的でした。
また、はつかいちサンブレイズのメンバーが出演した映画『HEROINES』は、今年の春に公開され話題を呼びました。そして、この映画の続編に関する情報が近々発表されるとのこと。どのようなストーリーになるのか、ファンとしては期待が膨らむばかりです。
スポーツの魅力と映画の話題性が合わさったこのブースは、多くの来場者の注目を集め、終始賑わいを見せていました。はつかいちサンブレイズの今後の活躍にもますます目が離せません!

最新のメタバース技術に触れる絶好の機会

今回のXR・メタバース総合展では、多くのブースを回り、最先端の技術やユニークなアイデアに触れることができました。それぞれの展示が示していたのは、没入型テクノロジーがエンターテインメントや教育、医療、トレーニングといった多様な分野で持つ可能性です。新しい体験を提供する技術から、業務効率化を目指すソリューションまで、未来に向けた進化を肌で感じることができた1日でした。
また、同時開催されていた他の展示会でも、多くの魅力的なブースが並び、来場者を引きつける内容が盛りだくさんでした。この展示会は、最先端の技術に触れながら新たな発見や気づきを得る絶好の場です。
「XR・メタバース総合展」は今月22日まで開催されています。興味を持った方はぜひ会場に足を運び、未来を感じる体験をしてみてはいかがでしょうか?最新技術が集う熱気あふれる空間で、新たな可能性に出会えるはずです!

URL:https://www.xr-fair.jp/hub/ja-jp.html/