武蔵野⼤学(東京都江東区、学⻑:⻄本照真)は 2024年4⽉、日本初の「ウェルビーイング学部」を開設します。
学部では、慶應義塾⼤学⼤学院システムデザイン・マネジメント研究科、前野隆司教授を学部⻑に迎え、科学や技術の最先端の知⾒や成果も取り⼊れた学際的なアプローチによって、幸せ・⽣きがい・安⼼・福祉・健康・平和など、⼈々と世界のウェルビーイングをデザインし、創造していく⼈材を育成していくとのこと。
この新学部の開設に先⽴ち、4⽉12⽇に武蔵野⼤学有明キャンパスにて記者発表会を⾏いました。
まずは武蔵野大学学長、西本照真氏から挨拶がありました。
「武蔵野大学は1924年、関東大震災の翌年に築地本願寺の一角を借りて誕生しました。今年で99年の歴史があり、100周年を迎える2024年に、新学部であるウェルビーイング学部を開設することができ、大変喜ばしい。」と思いを話し、「是非、本日の発表会でウェルビーイング学部の目的や教育内容、そしてなぜ武蔵野大学がウェルビーイング学部を立ち上げたかという事をご理解いただき、これから未来に向けて大きなウェルビーイングのムーブメントを一緒に作って行きたい」と冒頭に説明されました。
続いてウェルビーイング学部の学びについて、ウェルビーイング学部学部長就任予定前野隆司氏から説明がありました。
「ウェルビーイングを直訳すると良好な状態。健康、幸せ、福祉を合わせた概念で、近年、日本でも急激に認知度が上がっている言葉で、SDGsより非常に大きな概念だ」と説明し、続けて「ウェルビーイング学部ではそういった知識を身につけて頂き、個人のウェルビーイングを高める事はもちろんの事、社会のウェルビーイング、世界のウェルビーイングを高められるような新しい時代の維新の志士たちを教育する学部であると考えている。また、学生のカリキュラムとしては座学で知識を埋め込むのではなく、逞しさ、感性、自分で問いを立てる力など、人間らしい力を学ぶために自然環境体験、地方体験、国際体験など様々な体験をして頂く」と説明しました。
途中でウェルビーイングについてミニ模擬授業を実施。
ウェルビーイングの概念や基礎などを非常にわかりやすく、記者発表会に参加した関係者たちに説明頂きました。
続いてウェルビーイング学部就任予定の島田由香さんがウェルビーイング学部の実習先の一つである和歌山県からオンライン出演されました。
「実習では学生が農家の皆様の所へ出向き、青梅を取るという体験などをしてポジティブな感情を養い、自分自身が主体的に関わる事によりウェルビーイングを高めて頂きたい」と話しました。
続いてゲストスピーチで東京大学教授、慶應義塾SFC特任大学教授の鈴木寛氏が登壇されました。
まず世界各国のウェルビーイングに関する情勢などについて説明し、「日本においては2019年にウェルビーイングという言葉が使われ、ついにウェルビーイングの学部が開設されたことは非常に喜ばしい。武蔵野大学ではウェルビーイング概念をさらに研究し、色々な人材育成をして頂き、ウェルビーイング研究、ウェルビーイング教育のメッカになって欲しい」と思いを語りました。
最後は登壇された方々によるトークセッションを実施。
トークセッションではウェルビーイング学部設立による大学のミッションや、なぜ今の時期に設立にあたったのか、などのディスカッションされました。
鈴木寛氏は、「50年後100年後には現在の経済学部以上のインパクトを持ってウェルビーイング学部ができてくるだろう。その第一号として歴史的な瞬間に立ち会えたことが非常にうれしい」と思いを馳せられておりました。
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